【NSW1日】 NSW州内の病院に勤務する看護士と助産師は、労働環境と給与の見直しを求め、1日午前7時から24時間のストに突入した。これにより、同日行われる予定だった外科手術などは後日に延期された。医療従事者たちは、主に患者と看護士の比率を改善することや、医療従事者の離職を食い止めるインセンティブとして給与引き上げを要求している。看護士らによるストは、今年に入ってこれが3度目となる。
朝のテレビ番組「トゥデイ・ショウ」でインタビューに応えた看護士の男性は、自分たちは国内でも最も厳しい環境に置かれているとし、看護士1人が一度に患者12人を担当する場合もあるとし、「安全とはいえない」と話した。また、NSW州よりも待遇が良い他州へ転居する同僚もみてきたと話した。
一方、NSW州のペロテ首相は、医師や看護師に圧力がかかっていることは理解しているとする一方、労働力不足はNSW州だけでなく、全国的な問題との認識を示した。さらに、キャンベラで開催されている、ジョブズ・アンド・スキルズ・サミットでは、医療従事者の確保を最優先課題ととらえ、労働力確保のためにさらに拠出を行う考えを示した。
ソース:news.com.au-Nurses walk-off the job to demand safer staff ratios and pay