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名門校生徒 グループチャットで差別横行か

【NSW2日】  シドニーのエリート私立学校ノックス・グラマー・スクール(Knox Grammar School)の生徒が、グループチャット上でユダヤ人などへの人種差別、同性愛者嫌悪、女性嫌悪などを含む画像や言葉を含む投稿を行っていたことが分かった事件で、卒業生の保護者の一人が「驚きはない」とコメントしたことが分かった。

同校の一部の生徒が、チャットやビデオ通話が可能なディスコード(Dicord)を使用したやりとりの中で、性暴力や小児性愛、人種差別などに関する過激な内容の動画や言葉を投稿していたことが明らかになった。

卒業生の母親、ジャネット・ニュートンさんは、テレビ番組でインタビューに応じ、同校のモットーは「強く、勇敢で、男らしくある」ことだとした上で、今回明らかになった同校の“有毒な文化”について、自身も息子も全く驚いていないと打ち明けた。さらに、「生徒の行いはもちろん嫌悪すべきものだが、保護者に対する説明が最後の最後まで行われなかったことが最も心配だ」と述べた。

一方、投稿の内容を調査していた警察は、幼児虐待とみなされる内容ではないとの見解を示した上で、今後も学校、保護者、電子セーフティー委員会と連携し、今後も見直しを進めると説明した。また、NSW州ユダヤ人協会は、ノックス・グラマー・スクールの生徒を、ホロコーストを生き延びた証人との面会に招待したことが分かっている。

 

ソース:news.com.au-‘Toxic culture’: Former parent ‘not surprised’ by Knox Grammar School group chat

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