【NSW4日】 NSW州で速度違反取り締まり用のカメラを搭載する車両は、看板で警告を表示する決まりになっている。だが、実際には表示されなかったり、他車両の前後や茂みに隠れて見えないとの苦情が多数発生している。
州政府は、4月から速度違反取り締まりの全車両に両面に書かれた大型の警告を表示すると発表した。取り締まりは、警告の標識がまっすぐ立てて表示された時に限って行われることになっているが、標識が表示されていなかったり、他車両や茂みに隠れた状態で取り締まりが行われたとの苦情が多数寄せられた。
これを受け、取り締まり用の車両は他車両から10~15メートル離れて停車しなければならなくなった。また、正しい位置に停車して操作していることを写真で証明する必要がある。
州交通局のマクカーシー事務次官は、「最終的には違反は違反」「警告サインが見えなかったといって、罰則が必ずしも見送られるわけではない」と警告した。罰則に対する異議申し立ては可能だ。警告表示は法的に必要ではないが、交通局の方針だ。
州歳入局のデータによると、昨年度のすべての速度違反による罰金は7,500万ドルに上っており、このうち4,700万ドルは制限速度10キロメートル超未満による低度の違反だった。集められた罰金は、交通安全と維持に充てられる。
州野党労働党は、以前のように警告のサインを車両の前後に設置するよう求める。
ソース: news.com.au – NSW Government introduces new rules in response to speed camera complaints