【ACT6日】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は6日、定例理事会で政策金利を2.35パーセントに引き上げると決定した。さらに、向こう数か月でインフレがさらに上昇すると警告する。
国内のインフレは1990年以降最高で、RBAは今年中に7.75パーセントまで上昇した後に来年は4パーセント超、2024年はおよそ3パーセントに落ち着くと予想する。ロウ総裁は「金利引き上げはインフレを目標値に戻し、経済の需要と供給のバランスを保つよう目指す」「向こう数か月でさらに政策金利は引き上げられるだろう」と述べた。8日に予定される経済見通しと金融政策に関する講演で、同氏はさらなる金利引き上げについて示唆する見落としだ。
政策金利が2パーセントを超えたのは2016年4月以降初めて。平均的な住宅ローンを抱える人は、毎月の返済額が144ドル増加する。
住宅ローン仲介会社“オージー“が行った調査によると、75パーセントの人は金利引き上げが世帯予算にどのように影響するのか不明と答えている。また、10人中3人は住宅ローンを組んだ際に金利の引き上げを考慮しなかった。
別の調査からも、5人中1人が住宅ローンによる著しいストレスを抱えており、5人中4人は「金利の引き上げと生活費の上昇が家庭内で不要な不安感を作り出している」と考える。
ソース: news.com.au – RBA boss Phillip Lowe shares ominous warning as Australia’s official cash rate rises by 0.50 per cent