【NSW9日】 空港のセキュリティー職員が加盟する組合、ユナイテッド・ワーカーズ・ユニオン(UWU)は、シドニー空港において保安検査を受けていない乗客がいたことが発覚し、200人の乗客が調査対象となった混乱について、原因は人員不足との見解を示したことが分かった。
UWUのサービスコーディネーターのデイミアン・デイビー氏は、人員不足のシドニー空港では保安検査を回避することが可能な状態にあるとして、利用者は「注意すべき」などと訴えた。
さらにUWUは、人員不足や訓練不足、仕事量に関する極めて深刻な問題などにより、日常的に空港での保安が脅かされていると警告した。
報道によると、シドニー空港と保安サービス契約を結んでいる警備会社、サーティス(Certis)は、新型コロナウイルスによるパンデミックのあいだ、従業員に給与補助ジョブキーパーの提供を拒否したもよう。組合はこのことが、十分訓練を積んだ職員の不足を招いているとの見解を示している。
ソース:news.com.au-Airport security breach forces 200 passengers to be escorted by AFP