【NSW14日】 NSW州の保健当局は14日、2020年2月以降で初めて、はしか患者を確認したと発表した。患者は50代で、先月、アジアを旅行している間に感染したとみられている。患者は帰国後に発症しており、感染力のある状態でシドニーに滞在していた。現在は病院で隔離を行っている。
NSW州保健当局によると、感染した患者は今月4日午前10時30分ごろ、マラバー(Malabar)のセント・アンドリュース・カトリック教会のミサに参加し、6日は全日、NSW州立大学(UNSW)のタイリー・エナジー・ビルディング(Tyree Energy Building)に滞在したことが分かっている。この日、午後12時15分から午後2時まで、同大学のラウンジ・レストランを訪れた。翌7日午前9時から11時にかけて、マルーブル(Maroubra)のパシフィック・スクエアを訪れている。
NSW州保健当局のジェレミー・マクナルティー氏は、患者が訪れたこれらの場所が、即座に感染リスクの高い場所というわけではないとする一方、感染の症状がみられる場合には、医療機関を訪れる前にGPに電話で相談するよう促している。症状としては発熱、目の痛み、咳などがあり、3~4日後に頭部から首、全身へ赤い発疹が広がっていくのが特徴だ。
ソース:news.com.au-NSW records first measles case since 2020