【ACT26日】 国内で、子どもを装って高齢の親にテキストメッセージを送り、金銭を奪い取る詐欺が急増している。少し前に日本で被害が多発した”オレオレ詐欺“に似ており、被害額はすでに380万ドルに上っている。
子どもを装って親にメッセージを送る“Hi Mum “詐欺は、電話が壊れてネットバンキングが使えないとして送金を要請するケースが多い。今年初めに国内で最初に発生して以降、現在は地方部に広がって落ち着く兆しがない。
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)によると、被害報告およそ2,500件は全体の13パーセント程度にすぎず、実際の被害額は膨大と考えられる。
QLD州に基盤を置く慈善団体IDCAREによると、過去3か月で被害数は4倍に増えている。同チャリティーに連絡する被害者の90パーセントは政府機関のスキャムウォッチや警察に通報しておらず、政府発表の被害額は氷山の一角に過ぎない。個々の被害額は5,000~5万ドルと異なる。
スキャムウォッチは、非常に稀だが返金されることもあるとして、被害に遭ったと考えられる場合は銀行機関に即連絡するよう促す。“Hi Mum “のような詐欺の追跡はほぼ不可能で、国際的な法的処置が必要だ。
ソース : abc.net.au – Victims of ‘Hi Mum’ texting scam quadruple, support charity says it’s just ‘tip of the iceberg’