【WA 22日】 アンソニー・アルバニージー首相は、パースで岸田文雄首相と2カ国間会談を行い、主要な協定に署名をした。
太平洋領域における中国や北朝鮮の行動の中での2カ国間での防衛協力や、オーストラリアからの日本へ輸出をより環境に配慮したものにシフトすることなどが課題となった。
両首脳は、2007年に最初に署名をした「安全保障協力に関する日豪共同宣言」を更新し、この中には日本の自衛隊がオーストラリア北部で、オーストラリア国防軍と共同で訓練を受けることも含まれている。両国はすでに、インドや米国との画期的な「4カ国協定」を含めて、長年に渡り防衛同盟を結んでいる。
アルバニージー首相は「我々の共通点は、平和的で繁栄しているインド太平洋での民主主義と人権が守られ、法規が実施され、紛争が平和的に解決されることにある。両国民は、このような価値観を重視しており、今回の年次首脳会談では、この価値観が中心になっている」と述べた。
また、岸田首相は「パースは、鉄鉱石の貿易から始まった日豪関係の歴史を象徴する場所であり、それ以来、日豪関係の礎となっている」とし、 「今回の宣言は、同領域での安全保障上の利益に影響を与える可能性のある緊急事態が発生した場合、2カ国間が協議し、可能な対応を検討することを確認するもの」と述べた。
日本の首相が最後に来豪したのは2018年が最後だったが、両者はアルバニージー首相が就任してから、東京とマドリッドで開催された多国籍会議、そして暗殺された安倍晋三元首相の葬儀で、3度に渡って面会している。
ソース: news.com.au – Anthony Albanese meets Japanese PM Fumio Kishida for defence, trade talks