【ACT4日】 オーストラリアで国境が再開し旅行が自由にできるようになってから、国内線の利用は急速に拡大しているのに比べ、海外渡航者の数はまだ伸び悩んでいた。
しかし、オーストラリア統計局の最新結果によると、昨年11月の国境解放以来、今年6月が最も人気旅行シーズンとなり、前月比の71%増となっており、多くのオーストラリア人たちがパスポートを引っ張り出して、冬を脱出していた。過去1年間では、500万人以上のオーストラリア人が海外旅行をしており、そのうちの330万人以上が12ヶ月未満の「短期」旅行を予約している。
最も人気の場所としては、1位がニュージーランド(渡航者9万6180人)で、2位がインドネシア(8万6160人)、3位が英国(6万6480人)となっている。続いて、アメリカ、フィジー、インド、シンガポール、タイ、イタリア、ベトナムが上位10位を占めている。
ザ・オーストラリアン紙の取材で、エクスペディアのシニア・ディレクターのダニエル・フィンチ氏は、「直行便で行ける目的地が最も人気があり、旅行者たちはこの1年間でアクセスの良さと手軽さを優先するようになった」と答えており、また、「バリはオーストラリア人にとって人気のホリデー先であり、1年前に国境が再開して以来、バリがトップの渡航先であることは自然の流れ。この傾向は2023年まで続くだろう」としている。
一方、旅行者が最も減少したのは、依然として閉鎖されている中国への旅行で、パンデミック前は49万2000人だったのに対して、昨年11月以降はわずか9660人となっている。
ソース: news.com.au – New data reveals most popular destination since borders reopened