【NSW2日】 先月死去した、ジョージ・ペル枢機卿の葬儀が2日午前11時から、シドニーのセント・マリー聖堂で行われた。オーストラリアのカトリック教会で最高位の立場となったペル枢機卿は、児童への性的虐待で有罪となったことや、同氏の同性愛者や中絶に対する考えに反対する人らも多く、聖堂前では抗議の声を上げる人もみられた。
聖堂前ではこの日、朝早くから抗議者が集まり、集団暴動に対応する警察官も配置された。抗議者の一人がハイドパークの囲いに上り、“ペレは地獄へ”と書かれたサインボードを持ち上げると、葬儀を見守っていた人たちから“(サインを)取り下げろ”と声が上がるなど、周辺は一時緊迫した雰囲気となった。
葬儀には、カトリック教会の重鎮のほか、連邦のダットン連立野党党首、トニー・アボット前首相など、全国から多くの要人が出席したが、連邦政府のアルバニージ首相やNSW州のペロテ首相は先約があるなどの理由で欠席した。
ソース:news.com.au-George Pell funeral: Protest exposes anger over legacy of controversial church leader