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障がい保険330万ドルを詐欺 NDIS相が警告

【NSW8日】  障がい者支援を目的とする制度、全国障がい保険制度(NDIS)から330万ドルをだまし取ったとして7日、男1人が逮捕され、2人に出廷命令が発令されたことが分かった。これを受けて、連邦政府のショーテンNDIS相は、この制度を悪用した犯罪行為を今後さらに厳しく取り締まっていくと警告した。

警察は7日、NDISを悪用した疑いで、シドニー西部の住宅3軒を捜索した。男は互いに知人関係にあるとみられ、障がい者を対象とするケアサービス会社を立ち上げ、承認を受けた後にサービスを提供していないにもかかわらず、提供したと虚偽の申請を行っていたもようだ。

ショーテンNDIS相は、NDISを狙った詐欺行為を取り締まるタスクフォースが機動しており、警察やサービス・オーストラリアなど、関係する団体の協力を得て、犯罪行為をより迅速に発見することが可能だと説明。「NDISの悪用を試みている犯罪者すべてに対し、直ちに制度から手を引くことだ」と述べた。

NDISをめぐっては、今年初めにもブリスベン在住の男が詐欺で告訴されている。

 

ソース:news.com.au-Bill Shorten issues warning after $3.3m NDIS fraud

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