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新型コロナ 次回感染ピークは晩秋から冬

【ACT14日】   国内の新型コロナウイルス感染の次回ピークは、秋の終わりから冬と予想される。SA州では全国より1か月早くピークを迎えるとみられる。

昨年末、全国でオミクロン株の感染はピークに達した。入院者数は先月の2,753人から今月は1,430人に、集中治療を受ける患者数も102人から44人に減少するなど、全国で減少の傾向にある。

次の感染ピークについて、オーストラリア国立大学(ANU)のピーター・コリノン教授は「欧米で劇的な変化がない限り、冬または晩秋と考える」と話す。

一方、1カ月に及ぶ芸術の祭典「アデレード・フリンジ・フェスティバル」が行われるSA州は、感染のピークが全国より1か月早まると考えられる。3月末には1日の感染者数は最大1,100人、入院者数も100人予想されるが、それでも昨年12月のピーク時より少ない。オミクロン株は重症化のリスクが低く、ワクチン接種を受けた人も多いためだ。

国民の90パーセント以上が新型コロナウイルスに感染しており、死亡率も2020年の1~2パーセントからわずか0.1パーセントまで減少した。

コリノン教授は、新型コロナウイルスの死亡率は年2,000~3,000人と、インフルエンザと同程度になると考える。冬の感染ピークに備え、重症化のリスクが高い人は5月までにワクチンを接種するよう奨励される。

ソース: news.com.au – Covid surge looms over one state as next Aussie peak revealed

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