【NSW18日】 シドニーの人気ビーチ、ブロンテ・ビーチでイルカがシャークネットにかかり死んでいるのが発見され、反捕鯨団体であるシー・シェパードは、18日にネットに絡まっているイルカの死骸を公開した。
Action for Dolphinsのエミリア・マイケル代表は「このイルカは自分の住処である海で、ネットに絡まり何時間もの間もがいた後に苦しみ抜いて死んだ。このネットは海の生活者を守るものではないし、このイルカの死を正当化することはできない」と述べている。同団体とシー・シェパード・オーストラリアは、NSW州の他の場所で既に使われている、より近代的なサメ軽減策に変更するように訴えている。
マイケル代表は、シャークネットは「無差別殺戮の道具」だとし、海洋生物を傷つけることなく、保護する上で「海の安全を向上するために、ドローンやビーチでのパトロール、サメ監視所など、他の場所で使用されている対策技術を強化して、ネットを永久に撤去すべき」だとしている。
一方で、同州第一次産業省の広報担当者は、イルカの死因はまだわかっていないとし、「海の状態が許せば、イルカをネットから解放し、可能であればタロンガ動物園で死因を特定するための解剖を行う」とし、同プログラムの一環として、非標的種への影響を最小限にするため、請負業者によって頻繁に検査が実施されている、と説明した。
ソース: news.com.au – Sea Shepherd calls on NSW Government to get rid of Bronte Beach shark nets