【NSW22日】 NSW州政府は、卵子の凍結保存を希望する女性に助成金2,000ドルを支援すると選挙公約した。施行されれば国内で初めてとなる。
来月25日の州選挙で政権続投となれば、今年7月1日以降に卵子の凍結保存処置を行う女性は助成金を受けられる。治療薬や治療方法、治療期間によって異なるが、卵子の凍結保存は1回およそ5,000~1万ドルかかる。
シドニーで美容師を営むシャネル・デ・ニコラさん(36)は、卵巣機能低下が分かって以降、卵子の凍結保存を5回行った。「助成金を次回治療に充てるにしろ、治療で仕事を休むにしろ、多くの女性にとって支援になる」と話した。
現状、子宮内膜症や卵巣機能低下、抗がん剤治療中など医療的な理由がある女性のみ、メディケア補助の卵子凍結保存が受けられる。
NSW州で今年1月1日以降、体外受精(IVF)や他の生殖補助医療(ART)を受ける女性は2,000ドルの支援を受けられるようになった。昨年10月1日以降の治療に遡って助成金を得られ、メディケアの払い戻しと合わせてさらに費用を削減できる。
ソース: news.com.au -‘Any help is help’: Big change for women trying to have a baby