【NSW23日】 航空大手カンタスは23日、22/23年度の上半期決算で、税引き前の基礎的純利益が14億3,000万ドルと、新型コロナ前の2018年上半期と比べて49%増加し、黒字に転換したと発表した。
カンタスによると、上半期の売上高は100億ドル弱と、前年同期比で3倍以上の増加となった。純負債額は、24億ドルまで減少した。
カンタスのアラン・ジョイスCEOは、黒字転換の背景には複数の要因があるとして、一つの要因にレジャー旅行の需要の高さを挙げた。また、金利の上昇やインフレの影響がいずれ訪れることが予想されるが、今のところその兆候は表れていないと説明した。
さらに、ジョイスCEOは、新型コロナ後の旅行ブームについて、利用者への値上げなくしては実現しなかったと指摘。燃料コストの値上がりなど、航空運賃の値上げの要因が少しずつ解消されているとして、「今後さらに運行便数が増えれば、運賃も下がり始めるだろう」と話した。
ソース:news.com.au-Qantas posts billion-dollar profit in post-pandemic boom