【NSW17日】 航空大手カンタスは16日、同社の操縦士に対し、西太平洋と南シナ海で超短波(VHF)システムへの妨害があったとして、注意を呼び掛けたことが分かった。また、GPSシステムに対し、オーストラリアの北西棚沖で航行する軍艦からとみられる妨害があり、中国軍によるものとの見方を強めている。
カンタスは、妨害行為についての報告の中で「この行為に関連した安全にかかわる事柄は報告されていない」と説明。さらに、妨害行為があった場合には着陸許可を得るための無線交信を通して追跡し、最終的には政府当局に報告するよう指導したとみられる。
各国のパイロット協会の国際組織である、国際定期航空操縦士協会連合会(IFALPA)もまた、太平洋や南シナ海、フィリピン海、東インド洋などにいる軍艦から、航空機や軍用機に妨害があったようだと文書を発行した。IFALPAはさらに、衛星測位システム(IFALPA)と電波高度計についても、妨害があったと信じられる十分な理由があるとしている。
ソース:news.com.au-Qantas warns about interfe