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詐欺やサイバー攻撃 18~29歳で被害多発

【NSW26日】  オーストラリア国内で詐欺被害が拡大する中、18歳~29歳の若年層は最も詐欺被害に関心が低い一方、詐欺被害を最も受けやすいことが、NABによる調査で明らかになった。

調査によると、18歳~29歳で詐欺被害を懸念していると回答した人の割合は男性が16%、女性が18%だった。一方、この年代でサイバー攻撃や詐欺の被害にあった人の割合は男性が34%、女性が38%と、懸念していると回答した人の約2倍に達した。

NABの詐欺調査部長のシーハン氏は、一般的に詐欺は“高齢者の問題”と考えられていることについて、誤った認識と指摘。高齢者は投資詐欺の被害にあうことが多い一方、若者はその他の詐欺の被害にあうことが多いとの見方を示した。

シーハン氏はさらに、「若者はサイバー環境の中で自分は安全にやっていけるというある程度の自信を持っているが、実際に存在するリスクや脅威を正確には理解していない」と分析。詐欺集団の中には、詐欺被害者に自分たちは合法な詐欺被害者の救済団体だと見せかけ、追い打ちをかけて詐欺行為を仕掛けてくる場合もよくあるとして、巧妙な手口に注意を呼び掛けた。

 

ソース:news.com.au-Young people most likely to fall victim to scams

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