【NSW27日】 飲料大手のキリンホールディングスは27日、オーストラリアの健康食品大手ブラックモアズの権益100%を18億5,000万ドルで買収すると発表した。買収手続きが成立すれば、ブラックモアズは今年8月にも豪証券取引所を上場廃止となる見通しだ。
ブラックモアズの主要株主で前会長のマーカス・ブラックモア氏は、「私の父が90年前に創立した事業が、今後さらに進化を遂げると信じている」と述べ、キリンはブラックモアズにとって力強い“ブランドの管理者”になるとの考えを示した。ブラックモア氏が保有する権益18%の時価総額は、現在3億3,400万ドルになるとみられている。
また、キリンの磯崎功典CEOは声明の中で、ブラックモアズの買収を歓迎するとし、「ブラックモアズは我々のヘルスサイエンス事業の規模や範囲を変換させる、素晴らしいチャンスを与えてくれるだろう」と述べた。さらに、キリンホールディングスについて、「事業を通して社会問題を解決するなかで、社会的価値や経済的価値を創造していくよう努めている」と説明した。
ソース:news.com.au-Australia’s Blackmores vitamins snapped up by Japanese beer juggernaut in $1.85b takeover