【ACT5日】 連邦政府のバトラー保健相は、無料で心疾患や脳卒中のリスクに関する検査を提供する「ハート・ヘルス・チェック」プログラムについて、2年間延長すると発表した。来週発表となる予算案に盛り込まれる見通しだ。同プログラムは今年6月に期限を迎えるため、プログラムの存続について注目が集まっていた。
ハート・ヘルス・チェックは2019年からメディケアによる助成を受け、45歳以上を対象にGP(一般開業医)による20分の無料診断を提供してきた。先住民とトレス諸島民は35歳以上が対象となっており、これまでに全国で45万5,000人が受診した。
バトラー保健相は、向こう2年間で25万人がチェックを受けることが予想され、プログラムの延長によって数千人の命が救われる可能性がある」と述べた。また、心臓の健康を推進するハート・ファンデーションは、5年間で6万7,000人を心疾患と関連疾患による死から守れるとして、プログラムの延長は“極めて重要な決定”と歓迎した。
国内では、一日に438人が心疾患で病院に搬送され、30分に1人が心疾患により死亡している。また、心疾患は男性の死因の第1位、女性の死因の第2位となっている。
ソース:news.com.au-How a 20-minute health check could save your life