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蚊に刺された子ども マレーバレー脳炎で死亡 NT

【NT11日】   NT準州で、蚊が媒介する病気のマレーバレー脳炎(MVE)に感染した子どもが亡くなった。

 

NT準州では、今年2月に70歳の女性が同ウイルスで死亡したのに続き、MVEの死亡者は今回で2人目となる。MVEは蚊を媒介として人に感染する稀な病気だが、死に至る可能性もある。同感染症は、国内の農村部や遠隔地で最も多く見られ、NT準州はMVEのリスクが最も高い地域の1つ。

 

同準州の保健省では、住民や旅行者に対して、蚊に刺されない対策を講じるように警鐘を鳴らしている。

 

国内ではWA州で1ヶ月前に子どもが同感染症で死亡したばかり。同州保健省は、キンバリー洪水後に、北部地域に住む住民に対して、危険なホットスポットとして警告を出していた。また、1月には、NSW州で、大雨の後、同州最北部メニンディーで蚊からMVEが検出されたと同州保健省が発表している。

 

予防策としては、屋外にいるときや、特に夜明けや夕暮れ時に長袖・長ズボンを着用し、強力な虫除けスプレーを使用する、また水が入った容器など蚊が繁殖しやすい場所に蓋をする、蚊帳で寝る、などを保健当局は推奨している。

 

MVEの症状としては、激しい頭痛、高熱、眠気、震え、痙攣などが挙げられ、これらの症状が出た場合はすぐに医療機関で受診すること。

 

ソース: news.com.au – Child dies from Murray Valley encephalitis following mosquito bite in Northern Territory

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