【NSW4日】 シドニーの女性が髄膜炎菌に感染して死亡した。シドニーと周辺でさらに2人の感染がわかっており、NSW州保健局は症状に気をつけるよう呼び掛ける。
髄膜炎菌に感染して死亡したのはシドニーの50代の女性。さらに、シドニーのティーンエイジャーとセントラルコーストの60代の人が感染し、いずれも回復に向かっている。
今年になって同州で19例の感染が確認された。若年成人が最も感染リスクが高く、予防接種によって感染は減るが、すべての菌株を防ぐことはできない。
NSW州保健局のクリスティン・セルビー医師は、「症状に注意し、予防接種を受けていたとしても、懸念があれば診療所を訪れるように」と呼びかける。症状は急な発熱、頭痛、首のこり、疲労、関節痛、光過敏、吐き気や嘔吐、乳児の甲高い泣き声、赤紫色の発疹やあざなど。深刻化した場合は緊急通話(000)に連絡するべきだ。
国の予防接種プログラムのもと、生後12か月の乳児、若年成人、特定の病状を抱える全員に髄膜炎菌ACWYの予防接種が無料で行われる。NSW州では学校で10年生を対象に行われる。髄膜炎菌B型の予防接種も、生後6週間以降の子どもを対象に行われる。
ソース:news.com.au – NSW Health issues warning after woman’s meningococcal death