【ACT4日】 生活費や住宅ローン・家賃の高騰から、フラットメイト(同居人)を探す人がこれまでになく増えている。中でも55歳以上が顕著だ。
国内のシェアアコモデーション専用サイト「Flatmates.com.au」のデータによると、自宅の空き室を貸し出す人が大きく増えている。今年5月は新規ユーザーが7万人増えており、毎月の新規ユーザー数も昨年同時期比7割増えている。
同サイトを利用する年齢層は、25~34歳の31パーセントが最大。次に18~24歳が続く。しかし、両層ともに昨年5月以降少なくとも5パーセント減少した。
一方で55~64歳は10パーセント増えている。この世代の増加の背景に、婚姻の破綻、ライフスタイルの変化、定年後への移行が考えられる。また、年齢を重ねるにつれて寂しさから他人との同居を求める人もいる。
住宅所有者の多くは、金利引き上げによる住宅ローンの上昇から、空き部屋を貸し出す傾向にある。住宅市場のオープンハウス同様、シェアハウスの競争も厳しく、一部屋に70人申し込むこともある。
ブリスベンのシングルマザー、クレアさん(39)は18歳の娘と借りる家の一部屋を他人に貸し出さざるを得なかった。中間所得層としてフルタイムで働くクレアさんにとって、空き部屋の貸し出しは唯一残るオプションだった。「自分が一生懸命働いて得た空間を他人と共用するのは辛い」「家にいるのが好きな娘にとってストレスになった」と話した。
ソース:abc.net.au – More people than ever are looking for a flatmate, with more 55+ people searching