【ACT7日】 連邦のマーク・ドレイファス司法長官は7日、連邦政府が来週にも、ナチス・ドイツのシンボルとなっている鉤十字(卍)を公の場で掲げることを違法とする新法案を議会に提出すると発表した。有罪となった場合、最大一年間の禁固刑が科されるという。
新法案はまた、「ナチス・ドイツのイデオロギーを祝福する」シンボルを掲げたり、物品を販売することも違法とする。また、これらのシンボルを掲げることで利益を受け取ることも禁止する。ドレイファス司法長官は、旗のほかにも腕章やTシャツ、記章やバッジ、オンライン上でのナチス・ドイツのイデオロギー促進なども違法行為に含むとしている。
ドレイファス司法長官は、新法の制定により、アルバニージ政権はヘイトや暴力、反ユダヤ主義の拡大を許容しないというメッセージを明確に打ち出していると説明した。
一方、宗教や教育、美術や文学、ジャーナリスト活動や科学的な目的におけるまんじの使用は例外となる。連邦政府はヒンズー教や仏教、ジャイナ教などの宗教活動において、スピリチュアルな目的でまんじを使用することについては新法は適用されないとしている。
ソース:news.com.au-Federal government moves to ban hate symbols