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サメ捕獲ネットの撤去求める声 NSW

【NSW6日】   昨シーズン、シドニーのビーチでサメ捕獲ネットに捕らわれたサメはゼロだった。他の海洋生物が犠牲になっているとして、海洋専門家らはNSW州のネットをすべて撤去するよう求める。

州第一次産業省によると、NSW州で昨シーズン海洋生物228匹がサメ捕獲ネットにひっかかった。このうち標的のサメは24匹のみで、残る204匹はカメやエイ、イルカ、小型のサメを含む標的外の海洋生物だった。シドニーでは昨夏、標的とされるメジロザメ、イタチザメ、ホホジロザメは1匹も捕獲されなかった。ネットに絡まった海洋生物の63パーセントが死亡している。絶滅危惧種のシロワニサメ16匹も捕獲され、2匹が死亡した。

昨年8月、シドニー東部ボンダイとブロンテビーチを管轄するウェイバリー・カウンシルは、海水浴客やサーファーの安全を最優先としつつ、サメ捕獲を支持しないと決議した。ボンダイとブロンテにはそれぞれ、長さ150メートルで高さ6メートルのネットが備え付けられている。ボンダイビーチの長さは1キロメートル、ブロンテも220メートルで、全域がカバーされているわけではない。近隣のタマラマ・ビーチはネットがない。

環境保護団体ヒューマン・ソサエティー・インターナショナル(HSI)も、ネットにひっかかったイルカの全数およびカメの半数が死亡したとして、スマートドラムラインや警報システム、ドローンによる監視など代替法の使用を呼び掛ける。

シドニー、ニューキャッスル、ウロンゴンの51ビーチでネットが導入されている。これらのビーチを毎年500万人以上が訪れる。2009年のネット導入時と比較して、海に戻される生存動物は27パーセントから42パーセントに増加した。

ソース: news.com.au – Marine experts call for NSW DPI to remove shark nets across the state

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