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国内通信会社ら 遠隔通信詐欺10憶件を阻止

【ACT7日】   今年4~6月のみで、国内の通信会社らは2憶5,600万件を上回る詐欺電話をブロックした。昨年の詐欺被害額は、前年比80パーセント増の少なくとも31憶ドルと報告される。

オーストラリア通信メディア局(ACMA)の四半期報告書によると、今年4~6月、国内の通信会社らは詐欺電話2憶5,600万件とテキストメッセージ(SMS)8,500万件をブロックした。昨年7-9月は電話が1憶4,370万件、SMSが4,780万件だった。

ローランド・コミュニケーション相は、「詐欺電話やSMSを防ぐ業界規約が功を奏している」と考える。規約のもと、プロバイダー各社は詐欺とみられるSMSを識別、追跡、ブロックし、四半期ごとにブロックした通話とSMSをACMAに報告するよう義務付けられている。

ローランド氏はまた、「昨年、遠隔通信詐欺10憶件が標的に到達しなかったのは喜ばしい」「洗練された犯罪組織だ。国民全員が警戒し続ける必要がある」と加えた。

政府はSMS発信者のID登録を立ち上げ、LinktやmyGov、オーストラリアポストなどを装ったなりすまし詐欺のSMSに対抗する。さらに先月、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)主導による国の詐欺防止センターを設立した。

ソース: news.com.au – Telcos help block one billion scam texts, calls in last financial year

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