生活

生活費上昇で車上生活 子どもを政府に託す苦渋の決断

【SA21日】   SA州で生活費の上昇から車上生活を強いられた父親が、4人の子どもたちの世話を同州に託す苦渋の決断をした。国内各地で過去12か月、賃貸料金の高騰によってホームレスの数が増加している。

シェーンさん(仮名)は、ノースアデレードで過去6か月妻とともに車上生活を送ってきた。夫妻は4人の子どもにホームレス生活をさせたくないと考え、SA州に託した。シェーンさんは20日、「子どもたちは金がかかる年になってきている。家を買えないため、子どもたちを州に託した」とセブン・ニュースで話した。夫妻が生活する自家用車は窓が一つなく、夜間に冷たい空気が入ってくる。夜は消費期限が近い商品など値下げ品を求めてスーパーマーケットを歩く。地元店舗らも、食事を提供するなどできる支援をしてきた。ホームレスの支援団体にも連絡をとっているが、需要増から仮住まいに移ることもできない。

SA州で過去12か月で、6,600人以上がホームレスになった。12回にわたる政策金利引き上げによって住宅ローンの返済額が増加し、多くの人が持ち家を手放して賃貸市場に放り出された。

ソース: news.com.au – Dad of four forced to give up the care of his kids as cost of living pressure bites

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら