【ACT12日】 今年、海外から入国する留学生数は過去最多に達する見通しだ。住宅危機がさらに深刻化すると懸念される。
今年7月に入国した留学生数は2019年の同月に及ばなかったものの、1年の総人数は過去最多に達すると予想される。非営利のシンクタンク、インスティテュート・オブ・パブリック・アフェアーズ(IPA)によると、今年1~7月に留学生25万8,880人が入国しており、2018年の前歴をおよそ25パーセント上回っている。7月のみで、昨年同月の倍近い13万1,640人が入国した。
IPAのダニエル・ワイルド副所長は「過去・未来ともに、移民は国内経済と社会生活に極めて重要な役割を担うが、市民の代償を最小限にするようプランニングされなければならない」と話した。
現在のシドニーの住宅空き室率はおよそ1.5パーセント、メルボルンは2.2パーセント、ブリスベンは1パーセント。ブリスベンの学生用住宅は満員。学生用住宅に空きがなければ、留学生も賃貸市場に参入する。
連邦政府は、100憶ドル規模の未来の住宅基金(HAFF)を議会で通過させる見通しだ。これには向こう5年で3万棟の手頃な価格の住宅建設も含まれるが、ワイルド氏は「向こう5年で25万2,000棟不足と予想される中、年6,000棟は少なすぎる」と批判する。
ソース:news.com.au – International students arriving in ‘record numbers’, putting more pressure on housing