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豪CPIが5.2%に上昇 ガソリンや家賃の高騰響く

【ACT27日】  オーストラリアの8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.2%上昇し、前月の4.9%から加速したことが豪政府統計局(ABS)が27日に発表した最新統計で明らかになった。エコノミストによる予想と一致したものの、インフレ圧力は依然として続いているとみられ、豪準備銀行(RBA)が利上げを終了したとする大多数の見解に疑問を呈する形となった。

最新統計からは、一般家庭や企業が9.1%のガソリン価格の高騰による打撃を受けていることが分かった。ガソリン価格は6月の1.80ドルから先週は2.11ドルまで上昇している。

また、住宅不足が加速する一方、賃貸価格もまた7.8%と10年ぶりとなる大幅な上昇を示した。住宅や自動車保険の保険料も値上がりしており、8月までの一年間で14.7%と急上昇した。一方、食品、電力、ガス、家庭用品などでは一部で価格が正常化の兆しを示した。ただ、RBAによるインフレ抑制の努力は続くとみられている。

RBAは17日に会合を開き、現在4.1%となっている政策金利の引き上げについて決定を行う見通しだ。

連邦政府のチャルマーズ財務相は、最新のインフレ率が発表されるのに先立ち、月ごとのインフレ率は四半期ごとの統計に比べて変動しやすいと警告した。

 

ソース:news.com.au-National inflation data released by ABS ahead of October RBA meeting

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