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どう猛犬取り締まり強化へ QLD州政府

【QLD6日】  QLD州政府はどう猛犬による襲撃事件が多発していることを受け、向こう数カ月で取り締まりを強化する見通しだ。オーストラリア国内では犬による襲撃事件が毎年約10万件に上っており、このうち3%は被害者が入院する重傷を負っている。子どもが襲撃される割合は大人の3倍となっている。

QLD州政府は規制強化案の一つとして、ドゴ・ルヘンティーノ、ブラジリアン・ガード・ドッグ、土佐犬、ピットブル・テリア、ドゴ・カナリオの5犬種を対象に、飼育の禁止を提案している。これら犬種の輸入はすでに禁止されている。

オーストラリア獣医師協会(AVA)のイザベル・レシュ医師は、現在採用されている専門家の目視によるアセスメントでは犬種を正確には判断できないと指摘。飼い主は、獣医師やブリーダーが発行する犬種証明を申請できるが、レシュ医師は、「DNA検査を行ったとしても、正確な犬種を特定することは不可能だ」と話し、犬種別の規制に懐疑的な見解を示した。

QLD州政府はこれまで、規制強化に関する一般市民からの意見をオンラインと手書きの両方で募集し、オンラインで3,600件以上、手書きで300件以上の意見書が寄せられた。ファーナー農業相は、「これら市民からの意見も考慮された」と述べ、数か月以内に規制を導入する意向を示している。

 

ソース:abc.net.au-Queensland is cracking down on dangerous dogs, but some say banning them is complicated

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