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親パレスチナ派がデモ計画 警察は警戒

【NSW11日】  NSW州のミンズ首相は11日、イスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃を受け、親パレスチナ派が今週末に再び計画している抗議行動について、当局が措置を講じる可能性を示した。

親パレスチナ派による抗議行動は9日夜、イスラエルの国旗の色にライトアップされたオペラハウス前で行われた。参加者たちはユダヤ人やイスラエルに対する侮辱的な言葉を唱えるなどし、州や連邦の政治家たちから避難を浴びた。

ミンズ首相は、日曜日に予定されている集会への許可はまだ下りる可能性があるとする一方、「抗議の参加者たちが再びシドニーの道路を占拠することは許されない」との考えを示した。さらに、「(主催者の中には)デモが乗っ取られたと説明する者もいるが、結果としてシドニーの道路上で憎悪が示されることになった」と述べ、警察は彼らが通りを勝手に利用することは許されないとの見解を示した。

また、NSW州警察のハドソン本部長代理は、日曜日の集会が無許可の抗議行動に発展した場合、警察が介入する用意があることを示した。また、11日の段階で許可は得られておらず、「(デモが)実施されることはないと考えている」と述べた。

一方、主催者のアリ氏は、警察による介入は表現の自由と集会の自由を冒涜するものだとし、「何があっても実施する」との考えを示した。

 

ソース:abc.net.au-Sydney pro-Palestinian protest organiser flags legal challenge after premier vows crackdown on weekend rally

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