国際

豪首相、ワインの関税撤廃目指し中国訪問

【ACT22日】   アルバニージー連邦首相は来月、中国を訪問する。オーストラリア産ワインに課せられた高関税の撤廃に向けて働きかける。

アルバニージー首相は22日、「数か月におよぶ建設的な協議を経て、中国を訪問する。関係維持に向けた重要なステップだ」と声明を発表した。

中国はオーストラリアにとって最大の貿易相手国。今年初めにオーストラリア産の大麦に課した高い関税が撤廃されたが、ワインはそのままだ。ワインの高関税は2020年、前保守連合政府と中国間の関係が悪化する中で課せられた。

アルバニージー首相によると、中国は関税の見直しを行うと同意した模様だ。見直しには5か月かかるとされ、関税が撤廃されなければ、オーストラリアは世界貿易機関(WTO)を通して提訴する考えだ。

野党自由党のサイモン・バーミンガム議員は、ワインの関税緩和を歓迎しつつ、「理にかなっておらず、最初から課されるべきでなかった。豪中間の自由貿易協定に違反し、WTOの規則にも反するはず」と述べた。WTOは先週、中国の高関税に関してオーストラリアが提訴した報告書案を両国に提出したばかり。

ソース:news.com.au- Anthony Albanese confirms visit to China, to meet with President Xi Jinping

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