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ベイプで過剰摂取 強力なオピオイド含まれる

【NSW21日】   NSW州で、非常に強力なオピオイド鎮痛薬が含まれた違法ベイプの過剰摂取が3件報告された。1人は死亡した。

NSW州保健局は20日、ベイプの補充用液体ジュース容器から強力な合成オピオイドのニタゼンが検出されたと発表した。「ニタゼンはフェンタニルより作用が強く、持続時間も長い。多くのオピオイドよりずっと強力で、オピオイドに慣れた人でも6~8回の少量吸うだけで過剰摂取になり得る」と警告する。

過剰摂取した3人のうち1人は、向精神薬のテトラヒドロカンナビノール(THC)に似た合成カンナビノイドが入っていたと考えたが、実際にはニタゼンが含まれていた。

州政府は、ベイプの補充用液体ジュースの購入には注意するよう呼び掛ける。同州でニコチンを含まない電子タバコの使用は合法だが、闇市場は繁盛している。州政府は向こう3年で430万ドルを拠出してベイプ市場を管理するとともに、学校で子どもたちにベイプの危険さを教える。

今年初め、シドニーの学校で子どもたちから押収したベイプ322本を含む、数百本から有毒な薬物やニコチンが検出された。原材料にニコチンの記載はないにもかかわらず、検査した750本中737本から高濃度のニコチンが検出された。

連邦保健局も今年初め、14歳以上の8.9パーセントがベイプを常用しているとのデータを発表した。国としても来年1月から警察と保健局に権限を与え、禁煙用の医薬品を除くすべての電子タバコの輸入を禁止する。

ソース: news.com.au – Vape overdose which occurred in ‘matter of minutes’ linked to potent opioids in black market vape refills, health authorities claim

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