【NSW9日】 格安航空ジェットスターは9日、長距離路線の機材を大幅に刷新すると発表した。座席背後のエンターテインメントスクリーンを廃止し、機内Wi-Fiを導入する。同社が保有する既存のボーイング787ドリームライナー機材に数百万ドルを投じて行うという。
エコノミーとビジネスの全座席が、ドイツのレカロ・エアクラフト・シーティング社の次世代型デザインのものとなる。乗客は自分のデバイスを使って機内Wi-Fiでコンテンツをストリーミング出来るよう、デバイスホルダーと電源コンセントを設置する。
ジェットスターは声明の中で、「機内での快適性と選択肢を増やし、新たな低コスト旅行」を提供すると説明。刷新は「航空機全体の重量と燃料消費をさらに削減するため」と説明。ただ、座席間の距離は現在と変わらないという。
この他、ビジネスクラスの座席数を21席から44席に倍増する。これに伴い、機材全体の座席数は10隻減少し、325席となる。また、エコノミーキャビンの上部に乗務員が横になって休憩できる空間を設ける。乗務員の長時間勤務が可能となるため、インド、スリランカ、アフリカまでの直行便を就航させる可能性を示唆した。各機材への投資は2025年に順次開始される。
ソース:news.com.au-Jetstar axes TV screens in huge change to long haul flights