【ACT12日】 中国は、オーストラリアの食肉処理場3社との取引を再開する。2国間の関係がまた少し改善されたようだ。
中国への食肉輸出を再開するのは、VIC州コラックのオーストラリアン・ラム・カンパニーとメルボルンのJBS、SA州のテイズ・オブ・ナラコーテの3社。2020年から2022年初頭に3社の従業員間で新型コロナウイルスのクラスター感染があったとして、中国政府は輸入を停止していたが、12日未明に規制緩和が発表された。
ファレル貿易相は12日、「中国との関係安定化に向けた新たな前向きな一歩だ。残りの貿易障害もできるだけ早く取り除かれるよう、働きかけ続ける」と話した。
国内の食肉産業評議会(AMIC)も発表を歓迎した。
一方、国内の多くの食肉処理業者が今も中国に輸出できないでいる。中国政府は製品の汚染やラベルミスを理由とする。
中国政府は10月、オーストラリアのワインに課された貿易制限を見直すことで合意した。大麦を含む複数の製品に対する制限も緩和させている。貿易制限撤廃にまったく進捗が見られないのは、生きたロブスターのみだ。
ソース: news.com.au – China lifts three abattoirs from trade blacklist as tensions thaw