【NSW13日】 NSW州政府は、同州の救急サービス隊員と1月1日以降、等級に応じ4年間で11~29%の賃金引き上げる賃金協定を締結した。救急隊員が専門職登録の更新義務をボイコットするという緊迫した状況の中、政府と医療サービス労組(HSU)が合意したことで、1月1日以降の出動禁止も回避された。
救急隊員は向こう4年間で平均25%と大幅な賃上げとなる。HSUの統計によると、5億ドルの賃金協定により、勤務年数6年の救急隊員の基本給は1月1日以降、79,737ドルから88,082ドルに上がり、2026年までに103,361ドルになる。
また、集中治療隊員の基本給は98,390ドルから127,261ドルに、3年目の専門救急隊員は90,711ドルから117,328ドルに引き上げられる。
NSW州医療サービス労組(HSU NSW)のヘイズ書記長は、この賃上げによって「救急隊員のQLD州への流出」を食い止めることが出来ると述べ、「この歴史的な前進は正義が闘うに値するものであることを証明している」と評し、交渉に参加した政府に感謝の意を表した。
ソース:news.com.au-HSU cements historic pay deal for NSW paramedics after threat to cripple triple-0