【QLD22日】 QLD州でパンデミック後、子どもを自宅で教育するホームスクーリングを行う家庭が急増している。
QLD州でホームスクーリングを受ける子どもの数は、パンデミック前2019年の3,411人から2023年は1万48人に増加した。さらに、未登録で数千人がホームスクーリングを行っているとみられる。最も劇的な変化は中高生で、過去5年で260パーセント増加した。
クイーンズランド工科大学のレベッカ・イングリッシュ博士は、「学校の運営や方針、試験に焦点を置くことに不満を抱く保護者が多い」「虐めや神経多様性に加え、教師が管理できる学生数の問題もある。質の高い教師を迎え、維持が難しい」「保護者も在宅勤務が可能になった」と異なる要因を指摘する。
州北部タウンズビルのリサ・ゴディングさんは、ホームスクーリングを考えたこともなかったが、6か月試験的に子ども2人を自宅教育後、6年続けている。
ホームスクーリングの内容は、細かく構造化された授業計画から子どもたちによる自主学習まで様々だ。QLD州教育省によると、ホームスクーリングを行う保護者は質の高い教育プログラムを提供する義務があり、毎年子どもの進捗報告も提出しなければならない。
2022年の報告から、同州でホームスクーリングを行う保護者の5人中1人が教師の資格を持っているとわかっており、自分の子どもを教えるために仕事をやめる教師がいると考えられる。
ソース:abc.net.au – Homeschooling skyrockets in Queensland in wake of COVID-19 pandemic restrictions