【ACT25日】 オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、郵便事業オーストラリア・ポストが切手の値段を最大25%値上げすることについて、反対しない考えを明らかにした。さらに値上げについて異議を唱えないことについて、関係者の意見を求めていると説明した。
オーストラリア・ポストは昨年、23年会計年度の郵便事業が3億8,410万ドルの純損失を計上したことを受け、通常配送される普通郵便物の価格を1月から変更すると発表した。
変更により、普通小型郵便切手は1.20ドルから1.50ドルに値上げされる。125グラムまでの切手付き普通大型書簡は3ドル(2.40ドルから値上げ)、125~250グラムの切手付き大型書簡は4.50ドル(3.60ドルから値上げ)となる。
ACCCの、ミック・キョウ副委員長は、「我々の見積もりでは、オーストラリア・ポストの提案する値上げが、今後数年間で郵便サービスの余剰収入を生み出す可能性は低い」と述べ、コストを上回る収入を回収できる可能性は低いと述べた。
国内では、郵便物の配達先は年間約20万件増加すると予測されているが、配達される手紙の量は2025~2026年までの一年間で11.3%減少するとみられている。
ACCCの見解に対する意見提出は2月15日まで受け付けている。
ソース:news.com.au-Australia Post’s proposed 25 per cent stamp price hike won’t be opposed, ACCC says in preliminary review