【VIC29日】 メルボルンで2週間にわたって開催された全豪オープンテニスが幕を閉じた。男子シングルス決勝戦後の表彰式で、司会者が観客として訪れたアルバニージー連邦首相について触れた際、客席から大きなブーイングが起こった。
メルボルン・パークで28日夜、男子シングルス表彰式でアルバニージー首相の名前が挙げられた際、1万5,000人の観客から大きなブーイングがあった。同氏は高所得層向けの減税を減らし、年収15万ドル未満の労働者に再分配すると発表して、大きな抗議を受けている。
無所属のジャッキー・ランビ上院議員は、税制改革によって恩恵を逃した富裕層のテニスファンからのブーイングと考える。「なぜブーイングしたのか?全豪オープンテニスの決勝戦に多くの富裕層が見に来ている。彼らは少しの減税を逃し、所得の少ない人たちに回された。その何が悪いのか?」「富裕層はアルバニージー氏を嫌い、自由党を好むが、現時点で自由党のほうがいいとはわからない」と話した。
アルバニージー首相本人は「テニスで連邦首相をブーイングするのは昔からの伝統」と答えた。ブーイングの背景に税制改革があるか聞かれ、「低中間所得層は財政的に厳しい状況にあり、私は対応する責任がある」と答えた。ブーイングはあったものの、同氏は「テニス観戦を楽しんだ」と話した。
ソース:news.com.au – Jacqui Lambie blasts ‘rich’ tennis crowd after Anthony Albanese booed at Australian Open