【ACT29日】 自宅からリモートワークをしているふりをして数週間海外で休暇をとっていたとして、気象局の科学者が解雇された。
昨年5月、気象局は研究専門科学者のディアンドング・レンさんを解雇した。理由は上司に居所を偽り、国の許可なしで海外からITシステムにアクセスしたためだ。
レンさんは2022年8~9月の4週間、休暇で米国を訪れた。帰国後9日間経っても出勤せず、会議にもまったく出ていないのを上司が気付いた。レンさんは「自宅から仕事をしている」と話したが、気象局がレンさんのIPアドレスを追跡し、米国テキサス州にいるとわかった。レンさんは上司に「コンピュータを米国に忘れてきた」と説明したが、オーストラリアに帰国した証拠を出せなかった。内務省から得られた記録から、レンさんは帰国予定日から2週間以上経ってから帰国していたとわかった。さらに、調査中の昨年1~3月に再び米国を訪問し、上司には自宅勤務をしていると伝えていた。
レンさんは昨年7月、解雇の対応は厳しすぎるとしてフェアワーク委員会に申し立てたが、同委員会は気象局の決定を支持した。
ソース:news.com.au – Bureau of Meteorology scientist fired for secretly working from the US and lying to his bosses