【QLD4日】 QLD州政府は、賃貸物件の競売を禁止すると発表した。賃貸物件の競売は、広告価格よりも高い料金を申し出るよう、家主や不動産業者が借り手に促す慣行。
マイルズ州首相は4日、「借り手は公平な立場で賃貸物件を申し込めるべき」とソーシャルメディアで述べた。州政府は賃借人の救済に1憶6,000万ドルを拠出する。賃貸物件の競売を禁止し、ボンド(敷金)用のローンを提供するとともに、物件間でボンドを振替できるようにする。
賃貸物件の競売はNT準州を除き、国内のほとんどの州・地域で禁止されている。NSW州は2022年に不動産業者による賃貸物件競売の促進を禁止し、2023年終わりには家主を含む個人まで禁止を拡大した。
一方、多くの州で今も借り手は広告価格よりも高値を提示することができる。
国内で住宅価格高騰と賃貸物件不足の2つの住宅危機が続いている。主要都市の空き室率は史上最低のおよそ1パーセント。賃貸料の引き上げも最大50パーセントに上っている。
昨年の研究から、国内で余裕を持って住宅を購入するには年収30万ドル以上が必要とわかった。
ソース:news.com.au – Qld ‘cracking down’ on controversial rent bidding issue