【NSW7日】 米国の女性歌手テイラー・スウィフトさんが、今月16日から、世界ツアー「ザ・エラス・ツアー」で、メルボルンとシドニーで公演を行う。これに合わせ、警察は偽チケットを販売する詐欺に注意するよう呼びかけている。
警察によると、詐欺師はソーシャルメディアの個人アカウントをハッキングし、そのプロフィールを利用するという。アカウント所有者の友人などに、「コンサートに行けなくなった」と理由とともに説明し、原価で販売すると誘ってくるようだ。
チケットの購入に興味を示すと、チケット料金や名義変更に必要な追加料金を請求。チケット購入の確認スクリーンショットを送るなど、あたかも合法的な取り引きのように見せかけ、代金が振り込まれるとすぐ購入者をブロックするのがよくある手口だという。
警察によると、昨年6月29日以降、少なくとも250件の詐欺に関する報告があり、被害総額は約26万ドルに達しているという。
チケテック(Ticketek)では、メルボルンとシドニー公演のチケットを7つの価格で提供している。リザーブ席:379.90ドル、B席:309.90ドル、C席:239.90ドル、D席:199.90ドル、E席:159.90ドル、F席:119.90ドル、G席79.90ドルとなっている。
サイバー犯罪捜査班のジョン・シャイン刑事部長は、チケットはチケテックや正規の代理店からのみ購入し、ソーシャルメディア上での取引を行う場合は販売者をよく調べることが重要だ。また、安全な支払方法を探し、決してクレジットカードの詳細を販売者に教えないよう呼びかけている。
ソース:news.com.au-Police warn Taylor Swift fans about casually cruel scammers ahead of Eras Tour in Australia