【QLD21日】 QLD州ブリスベン南東沿岸のラッセル島で昨年8月、家屋3軒が全焼し、男性1人と子ども5人が死亡した火災で、住宅を所有していた61歳の女性に対し、火災報知器の設置を怠ったとして出頭命令が出されたことが分かった。
火災はトッドマン・ストリートの住宅で8月6日午前6時過ぎに発生した。火災により、ウェイン・ゴディネットさん(34)と、ゴディネットさんの3歳~11歳の子ども5人が死亡し、ゴディネットさんの妻で子どもの母親であるサマンサ・スティーブンソンさん(28)と姉妹の女性は逃げて無事だった。
QLD警察は、火災発生時に適正な火災警報器が設置されていなかったとしており、これにより住宅を所有していた女性に出頭通知が出されたもよう。女性は26日、クリーブランド地域裁判所に出廷する予定だ。
QLD州では、賃貸物件に適正な火災警報器を設置し、メンテナンスを行う責任がある。さらにQLD州火災救急サービス(QFES)によると、「住宅の借用期間が始まって30日以内に、賃借人と家主は住居内の警報器のテストおよび清掃を行わなければならない」と規定されているという。
さらに、賃貸期間中、賃借人は少なくとも12か月に1度、住居内に設置されている警報器のテストと清掃を行うことが義務付けられている。警察は、火災の捜査を続けており、近日中に最終報告が検視官に提出される見通しだ。
ソース:news.com.au-Tweed Heads property owner charged in wake of Russell Island fatal fire