【ACT29日】 オーストラリアの若い女性による違法薬物の使用率が、初めて男性の水準と並んだことが、全国薬物戦略家庭調査(National Drug Strategy Household Survey)で明らかになった。女性による過度の飲酒も増加傾向にあり、専門家は対策の必要性を訴えている。
調査は男女2万1,000人以上を対象に実施。全体で約500万人が過去12か月に違法薬物を使用したと回答した。若い女性による違法薬物使用は3人に1人以上と、2019年から27%増加。薬物の種類では大麻が最も多く、最近大麻を使用し「高いリスク」を抱えていると認定された女性の数は、2019年以降で2倍以上となっている。
アルコール・薬物財団のエリン・ラローCEOは、「このような増加は憂慮すべきもので、何がこのような傾向を生み出しているのか、どのようにすれば危害のリスクを低減または予防できるのか、理解を深めるためにさらなる調査が必要だ」と述べた。
また調査から、オーストラリア人が少なくとも月に1度は週に10杯以上、または1日に4杯以上の標準的なアルコールを摂取していることが分かった。18~24歳の若い女性の5人に2人が推奨されるガイドラインを超えた水準のアルコールを摂取しており、若い男性の45%が週単位で「危険」な量のアルコールを摂取していることも明らかになった。
また、アルコールの影響下にある個人から危害を受けた経験のある女性の数は、2019年の220万人から2022/23年には240万人に増加しており、非常に懸念されると指摘している。
ソース:news.com.au-New drug and alcohol data shows rise in illicit drug use among young Australian women
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