【NSW29日】 シドニーCBDのカッスルリー・ストリートの法律事務所で28日に発生した発砲事件で、犯人の77歳の男が小型拳銃と半自動小銃の二丁の銃で武装していたことが、裁判資料で明らかになった。事件では弁護士のヴァン・クーニーさん(77)が股間を撃たれ病院へ運ばれた。
NSW州警察によると、犯人のシンヴェ・ヴリックと名乗る男は、消防士や警察が到着する前に作業員によって拘束されたという。警察は銃器関連犯罪でヴリックを逮捕した。罪状は殺意をもっての発砲、装填された銃器の所持、殺人未遂、無許可の禁止銃器の所持など。
ヴリックは29日にダウニング・センター地方裁判所で行われた初公判には出廷せず、スクリーン上での出廷もなかった。また、裁判資料によると、犯行に使われた銃器は22口径の小型拳銃とM1カービン(半自動小銃)だった。
ヴリック被告を担当するケン・バックマン弁護士は被告に対し、拘留中に医療措置を受けることを求めたが、判事は拘留中の受刑者全員がスクリーニングを受けると説明した。次回の公判は5月初旬に予定されている。
警察は、犯人の男と襲われた弁護士との関係性を判断するには時期尚早と述べた。また、ギャングとは関係ないとしている。
ソース:abc.net.au-Man charged over Sydney shooting armed with pistol, sawn-off rifle, court documents say