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寮費が最大90ドル上げで学生悲鳴 WA

【WA1日】  WA州パースにあるカーティン大学(Curtin University)がこのほど、大学のキャンパス内にある寮の家賃を週当たり最大90ドル値上げしたことについて、学生たちから不満の声が上がっているようだ。大学側は、家賃が上昇したことについて、新型コロナウイルス流行を受けた割引期間が終了したためと説明している。

カーティン大学はWA州内で最大規模の大学となっており、キャンパス内に居住するほとんどの学生が海外からの留学生、または地方部からの学生だ。生活費が高騰していることもあり、学生たちは食費や必需品への支出を切り詰め、賃料をねん出している。

カーティン大学の学生団体のジャスミン・ツイード会長は、「生活費危機の中で週に100ドル余分の出費となれば、食費やガソリン代を支払えるかどうかという問題になる」と述べ、家賃の値上げは不当であり支払いは困難と訴えた。

一方、カーティン大学は値上げによる経済的負担は認める一方、値上げ額は平均すると週当たり36ドルだと指摘。値上げの理由は主にインフレと新型コロナ流行を受けた大幅な値引きが終了するためと説明している。

学費や生活費をまかなうため、バイトの時間を増やした学生の中には、連邦政府による24歳以下を対象とした手当、Youth Allowanceが減額され、生活は苦しいと訴える人もいる。カーティン大学内に居住する留学生は、ビザの規定により就労時間は週当たり24時間に制限されている。

アルバニーからパースに転居した言語聴覚学専攻のジェス・ローランドさんは、寮費として週当たり約180ドルを支払う予定だったが、実際には269ドルに値上がりしていたという。首都圏の賃貸空室率は1%以下と競争が厳しく、個人で住居を探す選択肢についてローランドさんは、「家賃相場もクレイジーで一緒に住める人もいないから探そうとは思わない」と話した。

 

ソース:abc.net.au-Students reeling from steep price hike in Curtin University accommodation amid cost of living crisis

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