ビジネス

国内の郵便局店舗が多過ぎ 今後削減へ

【ACT1日】  オーストラリア・ポストのポール・グラハムCEOは1日、地方などの店舗で利用客が減少し、全国4,271軒ある小売店舗が「供給過多」の状態にあるとして、今後店舗を閉店していく可能性を示した。

グラハムCEOは「手紙関連の利用は減少し続けており、小売店舗を利用する顧客も減少している」と述べ、さらなる変化を導入しない限り店舗の存続が試されると指摘した。

オーストラリア・ポストの運営規定では、大都市圏ではすべての市民から2.5キロメートル以内に小売店舗を設置しなければならないが、グラハムCEOはこの条件の撤廃を求めている。

連邦政府が昨年12月に発表したオーストラリア・ポストの大幅改正では、手紙の配達頻度を半減し、利益につながる小包事業を成長させていくことに注力する方針を明らかにした。

オーストラリア・ポストは1日に発表した23/24年度の上半期決算で、利益が3,360万ドルと前年同期から1,000万ドル上回ったことを報告。夏季に配達した小包が約1億個と記録的な水準だったことが増益の理由とみられている。

一方、手紙の発送数は12%減少し、同事業は1億8,200万ドルの損失を計上した。昨年1月に切手価格が10セント値上げされなければ、同部門はさらに9,000万ドルの減収だったと説明した。切手代は4月3日付でさらに最大25%値上げされる予定で、通常の小型書簡では1.20ドルから1.50ドルとなる。

 

ソース:news.com.au-‘Oversupply’: Australia Post outlets to close despite half-year profit of $33.6m

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら