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シドニー郊外中層アパート計画 住宅相は否定

【NSW6日】  NSW州のスカリー住宅相は6日、昨年12月にシドニー市長やシニア官僚に共有された都市開発に関する説明において、将来的にシドニー中心が中層の集合住宅で埋め尽くされるとしたことについて、これを否定した。

開発に関する計画改革案では、街の中心地や交通の要所から800メートル以内の地域に「6階建てアパート」の中層アパートを建設することが可能になるとしており、立地が良いとされるインナーウエスト地区はこれらの中層アパートを建設することが可能と説明。これについてインナー・ウエスト議会のバーン市長が「かなり極端な結末」と批判し、懸念を訴えていた。

さらにバーン市長は州政府が区画整理の提案に関与することを拒否していると批判。「新しい住宅をどこに配置するのがベストかを決定するため、市は住宅建設に関する目標を与えられる必要がある」と述べた。

これを受け、スカリー住宅相はABCラジオのインタビューで「政府が進めているのは適切な場所に密度を集約させることであり、立地が良く、上手く設計され、上手く建設された住宅を望んでいる」と答えた。

NSW州政府は2024年から29年の間に37万6,000戸の住宅を建設するという「ナショナル・ハウジング・アコード(National Housing Accord)」目標を掲げ、公共交通機関のハブに近い都市中心部での中・高密度集合住宅の建設を許可するため、計画を緩和することでこれを達成させたい考えだ。

 

ソース:news.com.au-Claims Sydney suburb to be filled with six-storey apartments lashed

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