【NSW7日】 格安航空ヴァージンは6日、乗客がペットを機内に持ち込めるよう手続きを進めていることを明らかにした。規制当局の承認が得られれば12か月以内に実現するとみられている。
ヴァージン・グループのハードリッカCEOは、機内への持ち込みが可能となるのは小型犬と小型猫のみで、乗客の前の座席の下にあるスペースに収まることが必須と説明。「革新的かつ先導的にペットと一緒に旅行したいというオーストラリアの多くの人の願いをかなえることは非常に重要なことだ」と述べた。また、空港や機内では所定のキャリーケースに入れて持ち運びを行うことが求められるという。
さらに、ペットの入ったキャリーケースを置けるのは指定された列の座席のみとなるため、動物の近くに座りたくない人はこれ以外の列で座席を選ぶことが出来る。
ヴァージンが国内のペット所有者を対象に行った最新の調査では、回答者の70%が機内にペットを持ち込めればもっと旅行すると答え、57%が持ち込みサービスが実現すればもっと定期的に飛行機を利用すると答えた。
空港内などではペットはケースに入れた状態のままで、自由に歩き回らせることは出来ない。また、乗客はペット同伴の手数料を支払う必要があるが、金額がどの程度になるかはまだ明らかにされていない。
北米ではユナイテッド航空やエア・カナダをはじめ、ほとんどの大手航空会社が国内線でペットの機内持ち込みサービスを提供している。
メルボルン空港のアーガスCEOは、ヴァージンがオーストラリアで初となるサービスを提供できることを楽しみにしていると話した。
ソース:news.com.au-Virgin’s first of its kind move in Australia