スポーツ

豪人サーファー 日本代表でパリ五輪出場

【NSW13日】   日本人の母を持つオーストラリア人サーファーのコナー・オレアリー選手(30)が、7月のパリオリンピックに日本代表として出場すると決まった。

2022年のサーフィン大会で日本が3人目の五輪出場枠を獲得し、日本サーフィン連盟は日本移籍を表明していたオレアリー選手を推薦した。ほとんどのチームは男女各2人の出場に限られている。オレアリー選手は、2020年の東京オリンピック銀メダリストの五十嵐カノア選手と稲葉玲王選手とともに日本を代表する。女子サーフィンでパリ五輪に出場が決まったのは松田詩野選手のみ。

オレアリー選手はインスタグラムで「パリオリンピックで日本を代表できるのが嬉しい。素晴らしい機会をもらい、日本のサーフィン連盟とオリンピック委員会に感謝する。タヒチに行きます」と投稿した。

世界ランキング5位のオレアリー選手は日本語を話し、数年前の競技会で日本の旗を背負ったが、今オリンピックで正式に日本を代表する。

地元のシドニー南部クロヌラは、2005年にアングロサクソン系オーストラリア人が集団で中東系の人を襲う事件が起きている。オレアリー選手も「二重国籍のアイデンティティを、常に喜んで受け入れることがなかった」「子どもの頃は日本のバックグラウンドを隠し、オーストラリアの文化と学校に合わせようとした」「大人になり、多文化はとても素晴らしいとわかった。オーストラリア人でありながら、日本人でもあることはクール」とSBS局の取材で話した。

ソース:abc.net.au – Australian-born surfer Connor O’Leary picked to represent Japan at the Paris Olympics

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら