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ウーバー 国内タクシー業界に3憶ドル弱支払いで合意

【VIC18日】   配車サービスのウーバーは18日、国内のタクシー運転手に賠償金2憶7,180万ドルを支払うことで合意した。国内史上5番目に大きな集団訴訟だ。

VIC州高等裁判所のリサ・ニコルズ裁判官は18日、10週間の公判を避けて合意に達したとして、ウーバーとタクシー運転手双方に感謝した。2019年の集団訴訟開始時は、タクシー運転手は最大10億ドルを受け取ると予想されたが、3憶ドル弱にとどまった。

元タクシー運転手のニック・エイドリアナキスさんは、「今日の合意は勝利だ。5年間の戦いは非常に感情的なものだった」「40年勤務したタクシー業界をウーバーは破壊した」「仕事に対する情熱を失い、1枚50万ドルのタクシーのナンバープレートも失った。家に持ち帰る収入も失った」と話した。

ウーバー側のジョン・シーハン弁護士は、合意に至った経緯の詳細を明かさなかった。

ウーバーの広報官は、「10年前以上の開始時、世界のどこにも配車サービスの規制は存在しなかったが、今は国内各州・地域で規制され、政府も重要な交通機関の一つと見なしている」「配車サービスの成長は消費者の選択肢を広げ、数万人に雇用の機会を与えた」「2018年以降、州レベルで様々なタクシーの補償問題に貢献してきた。今日決定した補償を持って過去の問題とする」と声明を発表した。

ソース:news.com.au – Uber to pay Aussie cabbies $271m in mammoth class action

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